楕円の鏡はあまり見かけなくなりましたね。技術の衰退を感じます

前々から仕事の合間に弊社自慢の職人の皆様方から技術供与を受けているわけですが、鏡の楕円加工ってかなり難しいですね。ほとんど指先の勘に頼っている感じで、7割方作業が進んだあたりで「後は気合で調整しろ」みたいな無茶ぶりされて困惑しているところです。

昔は鏡といえば楕円形みたいなイメージがあったように思います。…何らかの映像作品の影響でしょうか？今はもうそこらのホームセンターではめったに見かけません。専門店にいくつか点在するばかりで、特殊な形状の鏡は手軽に加工できるアクリルミラーがほとんどになっています。アクリルミラーがダメというわけではありませんが、こういった昔ながらの技術が衰退していくのはなんだか少し寂しいですね。「町工場の衰退は国の技術の衰退に他ならぬ」といいます。私も気合を入れなおして技術習得頑張ります！